東京都品川区西五反田2丁目
JR・東急・都営地下鉄 五反田駅 徒歩2分
赤ちゃんができにくい原因の究明、これだけ発展した現代医学の中でもいまだに難題の一つと言えます。
今の医学の水準ではどうしても原因がわからない場合、治療方法がない場合も残念ながら存在します。
そういった状況の中でも、一つひとつの検査の結果を丁寧に確認していくことで、今できること、今するべきことを明確に説明できるようになります。
事前にご記入いただき、ご持参いただいて結構です。
ご本人様や奥様がこれまでに治療を受けておられる場合には、これまでの治療歴なども細かくお伺いいたします。
ご本人様だけが受診される場合は、あらかじめ奥様に詳細をご確認いただけるとよりスムーズです。
また、これまでの検査データなどがございましたらご持参ください。
問診票(PDF)はこちら
ご面談は30分の時間枠を設けておりますので、ゆっくりお話できます。ご質問などがございましたら遠慮なくおっしゃってください。
ご本人様だけでも、もしくはご夫婦お二人でご入室いただいても結構です。
身体検査では下半身を診察いたします。血液検査では一般的な健康診断的な血液検査に加え、ホルモン検査等をいたします。
あわせて聞きたい健康相談や、ついでに調べたい検査項目などがございましたら、可能な限り対応いたしますのでおっしゃってください。
当院では正確な検査方法に基づく正確な診断を心掛けておりますので、原則、院内のプライベートルームにてサンプルを採取していただきます。
ご協力をお願いいたします。
検査結果が出るまでに少々お時間を頂戴します。院内でお待ちいただいても、または、院外に出て周囲を散策いただいても結構です。
これまでの問診や診察、検査結果などを総合して、現在の状況とこれからの治療方針などをご説明いたします。
検査結果はわかりやすくご覧いただけるよう、すべて冊子にまとめてお渡ししています。
ご本人様だけでも、もしくはご夫婦お二人でご入室いただいても結構です。ご質問などがございましたら遠慮なくおっしゃってください。
精液の量、精子の数、精子の運動状態などを調べます。妊娠力を測るための基本となる検査です。
基本となる検査であるがゆえに最も大切にされるべき検査と言えますが、我々の水準からみて、一般的に行われている検査方法はずさんであることが多く、信頼できないことがあります。しっかりと信頼できる結果をご提供するために、我々は独自の工夫をしています。我々にとっては煩雑で手間がかかる方法であり、患者さんにもご協力をお願いしなければならない点もあるのですが、その分しっかりとした検査ができるとお考えいただき、ご了承いただければと思います。
人工受精・体外授精・顕微授精といった、辛くて高額な治療を繰り返し何回も行っているのに、結果が出ない方、実はたくさんおられます。頑張っているのに結果が出ないと、もう心が折れてしまって治療を途中で中断してしまう、そのまま子供を断念してしまう方も多いのです。
理論的には何回でもチャレンジできる人工受精・体外授精・顕微授精ですが、現実的には短期間に結果が出ないことには、それ以上は治療を続けられなくなる精神的限界、経済的限界があるといえます。つまり、不妊治療は短期決戦なのです。女性側がなんとなく治療を始めてみて、うまくいかなかったから男性側が検査を受ける、ではダメなのです。不妊治療の1回1回の機会を大切にすること、妊娠の可能性を最大限に伸ばす努力をご夫婦が協力して行うこと、それを前もって行っておくことが大切なのです。
我々の担当する男性側の検査に関して言えば、昨今の技術革新に伴い、更なる精密検査が可能になってきています。「精子DNA断片化率」「精液抗酸化力検査」は、近年の技術革新により生まれた最新の検査手法であり、当院でもこれらの高度精子検査を採用しています。
精子に含まれるDNAが損傷している場合、妊娠力が低下します。その指標となるのが「精子DNA断片化率」です。また、精子は酸化ストレスによりDNA損傷を受けます。これを防ぐために、精液中には酸化ストレスに対抗する様々な酵素が含まれているのですが、これらの力が不足していると酸化ストレスに弱くなり、精子DNAがダメージを受けることになります。これを測定するのが「精液抗酸化力検査」になります。
これら高度精子検査は、既存の一般的な精液検査だけでは検出できなかった異常を発見できる可能性があります。特に精索静脈瘤の手術を受けるべきかどうか躊躇しておられる方、一般的な精液検査では正常と判定されている精索静脈瘤の方には強くお勧めしたいと思います。
陰嚢・精索・精巣、膀胱、前立腺などを観察します。痛い検査、怖い検査は行いません。
また、我々泌尿器科医は毎日たくさんの患者さんの診察をしており、ほとんどの方に身体検査を行っています。心配する必要は全くありません。
一般的な血液検査、造精機能に関わる各種ホルモンを測定するために血液検査を行います。また、精液を介して感染する可能性のある感染症の有無を検査します。
これらの基本検査により、患者さん個々の健康状態、妊娠力、今後の予想などが説明できるようになります。
また、場合によっては追加の血液検査を行うことがあります。ここでは無精子症の場合に行う「染色体検査」「Y染色体微小欠失検査」について解説いたします。
「染色体検査」は遺伝子検査の一種であり、膨大な遺伝子を染色体というまとまり単位で解析したものと言えます。これにより、染色体異常(例えば、クラインフェルター症候群やロバートソン型転座など)の有無をチェックできます。またY染色体にある「無精子症関連因子(AZFa-c)」に存在する重要な微小領域、これらが一部あるいは全部が欠損している場合があり、無精子症の原因となります。これらを調べるのが「Y染色体微小欠失検査」になります。
また、当院では遺伝子異常に関する専門家、遺伝カウンセラーがご相談を承る「遺伝カウンセリング外来」も行っております。ご用命ください。